CINQUE CLASSICO【チンクエクラシコ】

CINQUE CLASSICO【チンクエクラシコ】

LARDINI【ラルディーニ】シングルジャケット を使用したコーディネイトをご紹介します

こんにちは。
CINQUE CLASSICOの行徳(ぎょうとく)です。
9月も早上旬を過ぎ、9月に月が変わった当初は涼しかったのですが、10日前後から一気に気温も湿度も上昇し、また夏に逆戻りか・・・?とお感じになられた方も多いのではないでしょうか。
しかしながら、昔から”暑さ寒さも彼岸まで”と申します。
まだまだ残暑が厳しいこの時期ではありますが、少しづつ凌ぎやすくなってきているように感じます。
いかがお過ごしでしょうか。

 

 
今回は、秋の空(AZZURO)と(E)紅葉(MARRONE)をモチーフに、LARDINI【ラルディーニ】シングルジャケットをキーに使用した爽やかコーディネートをご紹介します。

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スタッフ身長182cm、体重72kg
         
ジャケット LARDINI【ラルディーニ】 シングルジャケット ヴァージンウール ブラウン バーズアイ
 着用size46

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シャツ BARBA【バルバ】ドレスシャツ コットン ヘリンボーン ブルー
 着用size39

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パンツ GTA/G.T.A【ジーティーアー/ジー・ティー・アー】ワンプリーツパンツ ウール ブラウン
 着用size46

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シューズ DOUCAL’S【デュカルス】ダブルモンクシューズ ブラック
着用size41

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ブリーフケース  CISEI【チセイ/シセイ】briefcase NAVY(シボ革 ブリーフケース ネイビー)

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チーフ  FRANCOBASSI【フランコバッシ】chief 5041 (チーフ シルク 総柄 ペイズリー ブルー×ブラウン)

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今回は、LARDINI【ラルディーニ】シングルジャケットをキーに使用したコーディネートをご紹介します。

   
ファッションの潮流がクラシックに向かう中、「英国調」と言われておりますが、メンズファッション発祥の地がイギリスですから、それも自明の理ですよね。

ジャケットは、LARDINI【ラルディーニ】 シングルジャケット ヴァージンウール ブラウン バーズアイです。
素材は、ヴァージンウール100%使用の混用率です。
遠目には無地に見えますが、ブラウン×ホワイトのバーズアイ風の柄になっています。
仕立てはアンコン仕立てで、副資材を使わずに、きちんと立体的構築的にジャケット本来の形を作り出しています。
高度なパターン作成力と縫製力を合わせた技術力が必要不可欠です。近年、素材の目付(重量)も軽く、気軽に羽織れて、かつしっかりとそしてきっちりとジャケットの顔をしたジャケットが主流になってきています。

私は個人的に好きなのですが、ドロップ7の3つボタンの段返りのジャケットです。3つ釦の段返りは、第1釦とボタンホールのある衿のプレスが第2ボタンのすぐ上の位置までかけてあり、第1釦とボタンホールは衿として一緒に返っていて、飾りとなって衿裏に隠れており、釦としての機能はないので、第2ボタンのみをかけて着用します。着用は第2ボタンのみをかけるので、シルエットは2つ釦と同様の見た目になります。しかし2つ釦と大きく異なるのは、第1釦とボタンホールが裏にあることで、ラペルの返りがふんわり甘く立体的になり、2つ釦のジャケットよりも柔らかい印象を受けます。
このようなスタイルは伝統的なアメリカントラッドスタイルによく見られますが、イタリアの南部地方に位置するナポリの特徴でもあります。そのスタイルを職人の街と謳われるイタリア中部のアンコーナで始めて以来、腕の見せ所であるテーラリング技術を生かし続けています。
フラワーホールにあしらわれているブランドアイコンである『ブートニエール』は一目でLARDINI【ラルディーニ】だと認識でき、フェルト素材を使用した小さな花びらが、独自のアイデンティティを表現しています。
装着、脱着はもちろん可能です。

シャツは、BARBA【バルバ】ドレスシャツ コットン ヘリンボーン ブルー
です。
素材は、コットン100%です。
一見遠目には、ブルーの無地に見えますが、実はブルー×ホワイトのヘリンボンの柄になっています、
ブルーの光沢感がたいへんきれいなシャツです。
ナポリのカミチェリアらしい襟高仕様(ハイカラー)でワイドに開いた襟型で4cm以上の高めの衿腰で、着用時に衿羽根が後方へ流れ、美しく品漂う色気のある表情を生み出します。
端整な襟元はタイドアップにも適しており、開きの角度・立ち具合は芸術品らしい美しさが漂います。
また、「BRUNO」ブルーノは衿羽根の絶妙なロール感が特徴で男らしさが感じられる襟まわりの雰囲気になる点も見逃せません。
高めの襟高ですのでボタンを外して着て頂いてもしっかりとVゾーンの開き具合も美くキープしノータイでもエレガントに決まりますのでクールビズにも大活躍間違いなしです。

パンツは、GTA/G.T.A【ジーティーアー/ジー・ティー・アー】ワンプリーツパンツ BAYRON 01010 707 ウール ブラウンです。

 
1955年創業のイタリアのパンツ専門ファクトリーです。
多様なブランドのパンツのOEM生産を手掛け、1999年にオリジナルブランドGTA/G.T.A【ジーティーアー/ジー・ティー・アー】をスタートさせました。
プライスとクオリティを両立させたパンツを手がけています。
穿き心地と脚のシルエットが美しく見えるラインを追求しており、イタリアを代表するパンツブランドとして一翼を担っています。
ジャージ素材にリブ付きパンツ(GIORGIO)を世に送り出し、SPORTIVO(SPORTS)感覚をメンズファッションに持ち込んだ先駆けでもあります。

 
「BAYRON (バイロン)」は、1プリーツがあることによって腰回りに適度なゆとりを持たせたパンツで、腿の下から裾に向かってギューとデパードがかかったスリムフィットながらも細すぎず、太すぎずの美しいシルエットは幅広い着こなしに対応できます。
素材はウール100%のギャバに微起毛をかけてウォーム感を出した素材です。
裾の仕様はターンナップのダブル幅3cmの仕上げで、股下も短めに設定されていますので、長さが合えば即履けます。
クロップド丈がこなれ感を演出してくれます(因みに私にはそれでも長すぎますが・・・)。
テーパードの効いたシルエットですが、グルカパンツをモチーフにしているので、フロントの上前の持ち出し部分が長く、先に行くにしたがって細くなっています
ディテールはまさに今の気分であり、サスペンダーを合わせてクラシカルなコーディネイトにも合います。
クラシカルな仕立てと現代的シルエットを両立させて、トレンド要素も盛り込んだパンツ、「BAYRON (バイロン)」で旬な着こなしをお楽しみ下さい。

シューズは、DOUCAL’S【デュカルス】ダブルモンクシューズ ブラックです。
全体をブラウンのトーンでまとめていますので、ブラウンのシューズでも当然いいのですが、ブラウン×ブラックのカラーの組み合わせがトレンドであることもあり、ブラックダブルモンクストラップで合わせてポイントにしてみました。
ところでモンクストラップの語原をご存知でしょうか。

キリスト教の修道士(”monk”)が履いていた靴が、この靴の起源とのことです。
ダブルモンクストラップ(ダブルモンク)とは、名前のとおりストラップが2本あるモンクストラップのこと。イギリスのウィンザー公(エドワード8世)がロンドンのジョン・ロブ(John Lobb)に注文した靴が、その起源とのようです。
程良いボリューム感があり、やや短めのノーズに適度な丸みのあるラウンドトゥのフォルムは立ち上がりのいいサイドウォールや小さめのヒールカップによって、全体のバランスの良さを感じますし、いろいろなアイテムにコーディネイトしやすいのが、ダブルモンクストラップです。
グットイヤー製法の靴などと比べると重量感を感じさせず。柔らかさがでるので「コンフォータブルな履き心地」で、マッケイ製法で作られているので、ソールの返りが非常にいいですし、クッション性があり、履きやすく歩きやすいシューズです。
革も厳選された牛革の中でも、特にキメの細かい部位のみを使用するなど徹底した品質管理を行なっています。

バッグは、CISEI【チセイ/シセイ】briefcase NAVY(シボ革 ブリーフケース ネイビー)です。
CISEI【チセイ/シセイ】弊店別注のブリーフケース「901 CINQUE 」モデル。
こちらはモデル名にあるようにCINQUE CLASSICO(チンクエクラシコ)別注品になります。
過去のモデルにはないブリーフケースです。
別注している点につきましては、従来のハンドル(持ち手部分)の接続部をメタルパーツに切り替えた高級感漂うデザインです。
肌理細やかなシボの表情が繊細な表情を生み出し、やや光沢のある風合いが高級感のある大人らしい印象があります。
内側は上質なピッグレザーでファスナー付のポケットもあり、財布やキーケースやスマホとうの小物類の収納力にも優れています。
ビジネス使いにうってつけのちょうど良い大きさです。

チーフは、FRANCOBASSI【フランコバッシ】chief 5041 (チーフ シルク 総柄 ペイズリー ブルー×ブラウン)です。
上質なシルクを使用したチーフはなめらかな質感にフワリとした軽さを持ち、ブルー×ブラウンの服のコーディネイトに合わせて、ブルー×ブラウンの大柄のペイズリーをセレクトして、胸元にポイントを持ってきました。
ところで、ペイズリーの由来はご存知でしょうか。
日本語では、勾玉(まがたま)といいます。
諸説あるようですが、元々ペルシャ地域に起源を持ち、それが東に持ち込まれて、インドのカシミール地方で多く生産をされていたようです。その後イギリスがインドを植民地にした際に、その柄をイギリスに持ち帰り、スコットランドのペイズリー市で盛んに生産され、知名度が上がるにつれて、ペイズリー市の名前が、そのまま柄の呼称として使用されるようになったようです。

ご参考にして戴ければ幸いです。