CINQUE CLASSICO【チンクエクラシコ】

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これぞナポリメイドの真骨頂!!!De Petrillo【デ ペトリロ】

これぞナポリメイドの真骨頂!!!De Petrillo【デ ペトリロ】
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スタッフ身長177cm 体重65kg
 
コート SEALUP【シーラップ】トレンチコート 着用siz44
 
スーツ De Petrillo【デ ペトリロ】シングルスーツ 着用siz44
 
シャツ BARBA【バルバ】ドレスシャツ 着用size37
 
ネクタイ Atto Vannucci【アットヴァンヌッチ】
 
チーフ Atto Vannucci【アットヴァンヌッチ】
 
シューズ EDWARD GREEN【エドワードグリーン】VENTNOR 着用size8
 
バッグ ACATE【アカーテ】別注 フラップ付きトートバッグ
 
 

 
同ブランドはアウターウェアのファクトリーとして、1935年にミラノで創業。
 
ブランド名の語源というと、Sea Wolf(オオカミウオ)という英単語をもじり、Wolfを同じ意味のイタリア語Lupoに変更したもの。
 
そんな海を思わせる社名らしく当初ははっ水性に優れたレインウェアを生産していましたが、
機能性はそのままに1950年代にはファッション性の高いアイテムに進出。
 
一昨年の夏に同行しました国際的な服飾展示会「ピッティウオモ」にも当初より出展し、
1960年代には、かのジャクリーン・ケネディ米国大統領夫人ら多くのセレブリティもご愛用。
 
そして1980年代には多くの一流ブランドの製品も手掛ける、世界的なアウターブランドとなり、
今では有名「L社」等のアウターをも手掛けるまで成長した程!
 
あのケネディ大統領も着ていたとなるとその実力はさることながら、凄いブランドだなと感じさせられますよね!(汗)
 
「ハイクオリティで主張しすぎず、シンプルでエレガント」
 
というミラノ色の強い同ブランドより、こちらのトレンチコートをオーダー。
 
既にご存じの方も多いと思いますが、”トレンチ”は塹壕という意味。
 
起源は第一次世界大戦のイギリス軍で、ヨーロッパでの戦争に対応する軍用コートとして開発され、
第一次大戦での普及が、一般への広がりの契機となったと言われています。
 
日常のファッションとして定着するようになってからも、軍服としてのディティールを残しており、
映画好きの方は、「カサブランカ」という映画であの”ハンフリーボガート”がトレンチコートを着用して人気が高まり”ハードボイルド”のスタイリッシュなイメージが定着しましたね。
 
エポーレット、ウエストベルト、ガンパッチ、袖のベロ、等の伝統的なトレンチコートのディティールを踏襲することでクラシックさを残していながら何度も袖を通したくなる着心地の良さには脱帽です!
 
本来のトレンチコートはかなり重厚感があり今のご時世で且つ、高温多湿の日本では着るに堪えないのですが、
同ブランドのフィルターを通すと風を感じるエアリーな雰囲気に!
 
故にご覧の通りベルトでラフに縛ってもサマになるのがここの良さ。
キチッカチッと着る時代ではなく、あくまで”纏う”が今の旬かと。
 
ウエストの高い位置からシェイプされ適度にシャープなシルエット故に、このようなスーツスタイルではより拍車が掛かり、ビジネスマンを大人っぽく見せてくれます。
 

スーツには、今季の商品の中での目玉と言っても過言ではないでしょうDe Petrillo【デ ペトリロ】より、ブラウンのスーツを採用。
 
こちらのスーツ、一見なんの変哲もないブラウンのスーツかと思われますが、
弊店の拘りが詰まったお品なんです。
 
まずは、同ブランドの事をご存知ないお客様の為に少しブランドヒストリーについて触れておきます。
 

同ブランドは、あのKITON【キートン】でモデリストとして活躍され、伝説のサルトと謳われたアントニオ・ピニョッラ氏の元で活躍をし、
GAIOLA【ガイオラ】というブランドを牽引してきたペトリロ氏の名前から取られたDe Petrillo【デ ペトリロ】。
 
そのガイオラ時代を牽引しておりました現社長の「ベネデット・デ・ペトリロ」の名前に2014A/Wより変更致しました。
 
これまで、ラルディーニ、タリアトーレ等が弊店の重衣料を引っ張ってくれておりましたが、柔らかくも構築的な見た目でナポリらしい色気と華やかさを兼ねたブランドとしてスタッフ間も着用率が非常に高いんです!!!(私も現に週4で同ブランド)
 

そんな同ブランドよりセレクトしたスーツは、シングルスーツ。
 
誰もがいつ何時も着用して頂けるシンプルな形なのですが、
玄人受けとういうか、男心をくすぐるディティールが配されております。
 
それがこのダブルステッチ。
 
イタリア、特にナポリの仕立てで特徴的なディテールの一つが手縫いのダブルステッチです。
職人が一針一針手縫いで入れたダブルステッチは素晴らしいの一言。
 
全体のバランスを崩さないようギリギリのラインと布生地の厚みや表情を計算しながら柔らかく入れる手縫いのステッチは、イタリア職人のプライドそのものです。
そんなイタリア職人が魂を込めて入れたハンドダブルステッチは、手縫いのように見せて入れるミシン縫い(AMFステッチ )とは明らかに一線を画します。
 
北イタリアの近代的なファクトリーとは違いナポリには家族経営の小規模なテーラーが数多く存在します。
工業製品としてファクトリーで均一的に生産される北イタリアのスーツに対し、ナポリのサルトのスーツは基本的にハンドメイドで作られるので味わい深さがあります。
職人技による味わい深さを感じるディテールのひとつがこのダブルステッチで、手間暇かけて1着のスーツを作り上げる職人の心意気を感じますね。
着心地には直結して影響がないのですが、一見無駄とも思えるディテールだからこそ分かる人には分かるんです。
 
わざわざしなくてもよい手仕事をしている訳ですから、もはやこれは完全な自己満とうかブランディングといっても良いでしょう。
 
そんな独特の立体感や色気に陶酔しながら当ブログを書いております。(笑)
 

さて、こちらのスーツ、お色はご覧の通りブラウンですが、まるでシルク混かの如く煌びやかな美光沢感を持ち合わせています。
 
茶色は秋冬に多く見受けられる色として認知されているかと思いますが、イタリア人は夏場にマストで着ております。
又、彼らは日焼けをしているので大人の健康的な色気と相まって似合うんですよね~。
 
さて、そんなシングルスーツですが、ダブルステッチという外見の魅力はさることながら、着心地の良さがお墨付き。
 
以前、”ベニー”ことペトリロ氏ご本人が弊店にご来店頂いた際に直々に説明下さいましたが、
 
「これだけ身体に沿っている既製服は普通肩が当たって苦しく感じるのですが、
ハンド工程を駆使して襟を小さく作り、肩で着るというよりは首で着るようなイメージを意識していると」
 
所謂上り襟にしている為に体にこれだけ沿っていても苦しゅうないんです。
 
故に、別ブランドではsize46を着ているところ、size44でもココンチは収まるというお客様もいらっしゃる程。
仕立てによって前後のサイズをカバー出来るなんて脱帽です!汗
 
組下のパンツにつきましては、ワンプリーツ入りのややゆったりとした腰回りで裾にかけて軽くテーパードの効いた美シルエット!
今やパンツトレンドは、自然なフィッティングを求める傾向でもあり、ピタピタ男児は少し古臭い様子に。
そこで弊店では、パンツのみワンサイズUPにて発注しており、より余裕感のあるフィッテングへと改良。
ご覧の通り必然と股上も深くなり、今のキブンなシルエットへと昇華しております!!
 

そんな男心をくすぐるスーツの下に合わせたのは、BARBA【バルバ】よりタブカラーシャツのブロード。
 
タブカラーは、タイのノットをコンパクトに美しく築くための形なので、ノータイは基本NG。
 
左右の衿羽の裏につけられた小さな釦付きのつまみひもが分かりやすい特徴で、
こちらの上にネクタイを通すことで、ご覧のコーディネートのようにネクタイが自然と立ち上がるような立体的な印象に!
 
スッキリな印象ながら盛り上がり力は◎で、ちょいとモードでエレガントでドレッシーな印象付けが可能。
 
男性ならば一度はあの役を担ってみたい「007」でもタブカラーは定番化しつつありますね。
 
 
合わせたネクタイには、Atto Vannucci【アットヴァンヌッチ】。
 
芯地の無い仕立てで一躍人気を博したTIE YOUR TIE【タイユアタイ】を日本での立ち上げに参画された、加賀健二さんが立ち上げた「セブンフォールド社」のブランド。
  
今季の同ブランドのテーマはモロッコの街「マラケシュ」。
 
赤土で塗られた壁で統一されている観光スポットや砂漠等で有名ですが、
庭園の中に巨大な綺麗な貯水池があったりと、様々な建築様式が1度に楽しめるのが特徴で、その街並みの美しさは“南の真珠”と称されるほどの様です。
 
そんなところにインスピレーションを受けて色柄をクリエイトする加賀さんはやはり強者ですね。(汗)
 
そんな同ブランドより、コートのお色とリンクしたベージュのタイを採用。
 
こちら、よ~くみると細かいペイズリーが配されており、その一部が不規則にネイビーで彩られているんです。(鼻血)
 
ベージュという春夏に相応しい明るいお色味ながら、ネイビーでピリッと印象が付けられている為に、
ネイビーのスーツでも相性抜群。
 
チーフも同じく同ブランドのペイズリー柄を採用。
 
実はこちらのチーフはリバーシブルになっており、一度でニ度美味しい代物へ。
 

シューズにはEDWARD GREEN【エドワードグリーン】よりVENTNORを採用。
 
英国靴と聞くと、とても構築的でガッチリしたイメージを持たれるかと思われますが、
こちらはそんな見た目とは裏腹に、ライニングをトゥ(つま先)とヒールカップのみに配している随一のアンライングモデル。
 
高単価な商品ながら、毎年おかわりオーダーをする程人気なレギュラーメンバーの一つで、
その人気の理由も、ラバーソールで雨の日もガンガン履いて頂けます。
 
お仕事でレースアップ(紐靴)を穿かれる方も多いかと存じますが、
こちらはローファーなので脱着もしやすく、アンライニングなので痛いほどの圧迫感も感じにくい仕様に。
 
又、毛足が長いのも特徴で、ビジネスシーンを格上げしてくれるマスターピースと言っても過言ではないお品かと。
 
ブラウンのスーツに合わせても色が微妙に違うので、グラデーションとして体現出来ます。
 

今や数多くのファッショニスタを通して、ファッション感度の高いお客様層を中心に人気を得ている話題沸騰中のバッグブランドACATE【アカーテ】。
 
このブランドを立ち上げるにあたって、”Stay simple”=「主張しないことの美学」を掲げております。
 
その為、あえてデザイナーを起用しないという背景でもあります。
 
日本でアイデアを練りイタリアのファクトリーにて生産するという形を採っている為、
審美眼に長けた日本人ならではのセンスに、イタリアの職人技が高い次元で融合した独特のシルエットやサイズ感が魅力的。
 
そんな同ブランドより、弊店で思い入れのあるモデル「OSTRO/M」はブランドを代表するモデルといっても過言ではございません。
 
特筆すべきは、この柔らかなシュリンクレザーを使用した大きなフラップデザイン。
大抵のトートバッグはフラップが無いものが多く、中身が見えてしまったり盗難の可能性もございます。(私はあまり気にしませんが…)
 
しかし、こちらであればそんな心配はご無用で、ビジネスシーンでも対応できるその端正で上品な佇まいに加え、
大きなタッセルが施されており、女性らしいデザインが見えるのも他には類を見ない代物です。
 
十分すぎる容量を持つ使い勝手の良さも秀逸で、様々なシーンでも活躍が期待できます。
 

その気になる別注ポイントはずばりハンドル部分。
 
通常の「OSTRO」はハンドルが短く、ボストンバッグのような手持ちタイプのデザインですが、弊店ではそのハンドルを長くして型掛けでも使えるより実用性の高いデザインでオーダー致しました。
 
ご覧の通り大きさも重さもしっかりとボリュームがある中、ハンドルも太いんです。
所以に、ワンハンドルで持とうもんなんら、結構な重量を感じるはず…。
 
さらにこの容量で二泊三日程の荷物などを入れようもんなら、途中でかばんを地面なりにおいて一休みしないといけないのではと…。
 
そこで考慮した我々はハンドルを長く設定したという経緯なんです!
 
勿論手持ちでも丁度良い絶妙なバランスなので2WAYで楽しめば着こなしの幅もより広がりますね。
 
こちらのダークブラウンは、ロシアンカーフという伝説の革をリアルに再現したお品で、なんとも惚れ惚れします。
 
全体をブラウンでコートとネクタイ、チーフをベージュ系で纏めたシンプルなビジネススタイル。
 
秋口でも通用するスタイリングなので、是非ご参考頂ければと思います。